フォーエバーマークをご存知でしょうか。
「ダイヤモンドのような、永遠の輝きを放つ女性」に向けて贈られるフォーエバーマーク賞などで、耳にしたことがあるかもしれません。当ブランドは、ダイヤモンド最大手のデビアスが手掛けているジュエリーブランドです。
デビアスのダイヤモンドにまつわるノウハウを最大限に押し出し、きわめて上質なダイヤモンド・ジュエリーを世に輩出し続けてきました。ブライダルはもちろん、幅広い層の女性陣が普段使いとして愛用できる多彩なコレクション展開も行っています。
この記事では、そんなフォーエバーマークについてご紹介いたします。
フォーエバーマークとは?
「ダイヤモンドは、永遠の輝き」
このキャッチコピーはあまりにも有名ですね。20世紀最高の広告との呼び声もあるほどです。これは、ダイヤモンドの採鉱・流通・加工・卸売を手掛ける、デビアスグループが、1940年代に出した広告の一つです。
このデビアスは現在、いくつかのブランド事業を展開していますが、その一つがフォーエバーマークです。
2008年、アジア市場に向けて設立されました。日本上陸は2009年となります。もっとも、フォーエバーマークの後述する様々な魅力から、現在は欧州やアメリカを含む30以上の市場で販路を拡大し続けています。ちなみに冒頭でご紹介したフォーエバーマーク賞は、このキャッチフレーズにあやかって同社が行っているものとなります。
デビアスが背景にあるため、フォーエバーマークの主力商品は「ダイヤモンド・ジュエリー」です。
デビアスが有するダイヤモンド事業のノウハウを一身に受け継ぎ、厳格な審査基準のもと、上質な製品のみをラインナップしていることがフォーエバーマークの売りです。
その厳格さは、「世界で採掘されるダイヤモンドのわずか1%にも満たない」石のみ、フォーエバーマークの認定を受けられる、とか。また、この基準を満たした貴重なダイヤモンドのテーブルには、フォーエバーマークのブランドアイコンと個別認証ナンバーが印されることが通例です。
一方でそれだけ上質なダイヤモンドを扱いながらも、ブライダルやハイエンドのみならず、近年ではミレニアル世代を見据えたブランディングなども行っており、ジュエリー業界においては存在感を年々高めていっております。
フォーエバーマークの人気の理由
フォーエバーマークの人気の理由は、何と言っても「デビアスグループの巨大資本を背景に、上質なダイヤモンドを扱っている」ということでしょう。
一般的に、ダイヤモンドの評価基準に、「4C」と呼ばれるものがあります。カット、カラー、クラリティ、カラットの四つの観点でグレーディングを行うものとなり、現在ダイヤモンドの価値を図る一つの国際基準となっていますね。GIA(Gemological Institute of America:米国宝石学会)の考案です。
フォーエバーマークでは、この4Cに沿ったダイヤモンドを選定することはもちろん、さらに「4Cを超えた」厳格な基準で以て製品化できるダイヤモンドを選出している、とのことです。そもそも4Cの中でも、フォーエバーマークは高い評価のダイヤモンドしか扱わないことを明言しています。
カットはベリーグッド以上。カラーはD~Lグレードまたはファンシーカラーダイヤモンドのみ。カラットは0.1カラット以上。そしてクラリティにおいては、4CにおけるFL~SI2までのグレードの中で、DBGID(デビアスグループ・インスティテュート・オブ・ダイヤモンド)なる機関の、熟達した鑑定士が認定したもののみを製品としているのです。
さらにこの基準を超えて、石の対称性や輝き、上質な磨きや仕上げ等、ディテールを分析・鑑定するというのだから驚きを禁じえません。この厳しい審美眼にかなうのは、前述の通り「世界で採れるダイヤモンドのわずか1%にも満たない」ほど。130年以上にも渡って世界各地のダイヤモンドを扱ってきた、デビアス傘下ブランドだからできるこだわりと言えるでしょう。
さらにフォーエバーマークでは、製品化したダイヤモンドのテーブルにブランドアイコンとシリアルナンバーを印します。これによって、フォーエバーマークの製品は「世界で唯一無二の存在」に昇華されます。もちろんこの印はきわめて小さく、専用ルーペを用いなくては見えないほどで、かつダイヤモンドの美しさは妨げません。その大きさは、1/20ミクロンほど、とのことです。これは、人間の髪の毛の1/5,000に相当します。
ちなみにテーブルに特別なプリントをするのはフォーエバーマークのお家芸のようで、2018年には「平成」へのオマージュとして、テーブルに平静の文字と「201931」で始まるシリアルナンバーを施した特別ダイヤモンドを100個限定で販売しました。
加えてダイヤモンド鑑定書も、DBGIDによる「フォーエバーマーク鑑定書」として発行します。こういったダイヤモンドへの並々ならぬ情熱こそが、フォーエバーマークの人気の理由でしょう。
ちなみにハイエンドラインの「ブラックレーベル」では、さらにフォーエバーマークのこだわりを垣間見せるような商品展開が行われています。ブラックレーベルに用いられるダイヤモンドは完璧な「シンメトリー」そして「いまだかつてないほど精巧なカット」が施されたもので、フォーエバーマーク自身が「新世代のダイヤモンド」と自負する逸品です。さらにラウンドシェイプのみならずハートやスクエアなど5種のフォルムをラインナップしており、ダイヤモンドの新しい世界を楽しめるようなコレクションに仕上がっています。フォーエバーマークらしいシリーズと言えますね。
なお、ダイヤモンドばかりこだわっている、というわけではもちろんありません。フォーエバーマークはダイヤモンドがきわめて美しく、きわめてエレガントに、きわめて独創的に映えるデザイン性をも大切にしています。
上質な土台に「ほどけないきずな」をイメージした結び目デザインやダイヤモンドを二連・三連にしたコレクション、優美な曲線を土台としてあしらったものなど、見た目に楽しいジュエリーが多数ラインナップされています。
コレクションもエントリーモデルからダイヤモンドそのものが楽しめるハイエンド、そしてブライダルなど多岐に渡っているので、「上質なダイヤモンド・ジュエリーが欲しい」という女性であれば、誰でもまずは試して頂きたいブランドの一つです。
フォーエバーマークの買取相場
前述の通り、フォーエバーマークの価格帯は幅広く設定されています。
その幅は、10万円台~100万円以上にも及んでおり、コレクションのみならず使われている土台の貴金属やダイヤモンドのカラット数などによって上下します。
ただ、繰り返しになりますが、フォーエバーマークの製品にセッティングされたダイヤモンドは、きわめて上質。そのためダイヤモンドのルースとしての価値だけでも高額査定が出やすい傾向にあります。
加えてフォーエバーマークの需要や再販のしやすさから中古市場が確立されていることもあり、使用感のある製品でも数万円の査定額がつく製品も少なくありません。
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もちろんコンディションや市場動向によって買取価格は変わってきますが、当店グリーバーでは、フォーエバーマークは積極的にお買取りさせて頂きたいブランドの一つ。そのため高額査定に努めております。
現在使っていないフォーエバーマーク製品を所有している、と言う方は、ぜひ一度査定にお持ち込みください!
まとめ
デビアスグループが展開する、フォーエバーマークについて解説いたしました。
フォーエバーマークは2008年にアジア市場向けに設立されたダイヤモンド・ジュエラーであること。現在ではその人気から、世界中で販路を拡大していること。とりわけダイヤモンドのこだわりが並々ならず、自社製品のダイヤモンドのテーブルにブランドアイコンとシリアルを印したり、フォーエバーマーク鑑定書を発行したりしていることをご理解いただけたでしょうか。
「永遠の輝き」を最大限楽しめるフォーエバーマーク。今後も、幅広い層の女性たちを魅了していってくれることでしょう。