日本の美意識を手元に。俄(NIWAKA)のジュエリーの魅力
俄(にわか、NIWAKA)というジュエラーをご存知でしょうか?
俄は、日本が誇る古都・京都で生まれたハイメゾンで、日本ならではの美意識とものづくりの感性が活きた製品群によって、世界中のセレブリティを虜にし続けてきた、名門です。
海外の有名メゾンとはまた違った、わびさびを感じられるジュエリーに憧れている女性は少なくないでしょう。
この記事では、俄のジュエリーについて解説いたします。
1.俄(NIWAKA)ってどんなブランド?
俄(NIWAKA)はどのようなブランドで、どんなジュエリーを世に輩出しているのでしょうか。ご紹介いたします。
①ブランド沿革
俄は1979年、現在も代表取締役を務める青木敏和氏がスタートさせたブランドです。
もっとも創業当初は、ブランドではなく京都市中京区に開設された彫金教室でした。1983年に株式会社俄が立ち上げられ、その二年後には京都市北区で京都本店を回転。独特の世界観と確かなものづくりの技術によってその地位を確立していくこととなります。
なお、俄の名前は「人と我」にちなみます。「人と人を繋ぐ指輪を届ける」「大切な人と自分に輪をなす指輪を作る」などという思いを込めているのだとか。そのため俄の社是は「物は心なり 礼は和なり 人と我とで俄となる」と掲げられています。
そんな俄は2000年、青木敏和氏曰くまだ従業員数が20数名であった当時、ニューヨークのソーホーに直営店をオープンします。ニューヨークのソーホーと言えば、19世紀の繊維工業地帯から発展し、今では世界屈指のオシャレショッピング街として知られたエリア。そんな場所で確かな日本のものづくりを続けた俄は、ニューヨークでジワジワと人気を博すこととなりました。
このニューヨークでの出店をきっかけに日本国内でもブランディングに成功し、その後2003年に大阪や東京へと販路を広げていきます。なお、俄には姉妹ブランドとしてLUCIE(ルシエ)を抱えますが、この設立も2003年です。
その後もじょじょに日本国内で店舗展開を積極的に行い、現在では全国に直営店・正規取扱店を構えています。なお、本社および本店所在地は京都市中京区ですが、フラグシップストアが2020年、東京 銀座にオープンしています。
俄を「独特の世界観」と表現しましたが、俄の大きな特徴は「日本の美意識」を受け継いでいることにあります。とりわけ自社が誕生した日本有数の古都・京都を大切にしており、1200年の歴史の街のもとで育まれた感性をジュエリーデザインおよびコンセプトに活かします。このコンセプトは世界のセレブリティをも虜にしており、レイチェル・ブロズナハン氏やトレイシー・エリス・ロス氏、ジェニファー・ロペス氏などの錚々たるメンツがアカデミー賞やゴールデン・グローブ賞などといった祭典の場で俄のジュエリーを身にまとっているところを、メディアを通してご覧になった方も多いのではないでしょうか。
なお、前述の通り俄はNIWAKAのみならず、LUCIEや京とデザインハウスなどといったブランドを多岐に渡って手掛けています。
②俄(NIWAKA)の製品特徴
俄は製品自体も、俄らしいと言える独特の世界観のもとに展開しています。
その最たるものは、自社のジュエリー製品にコンセプトと名前を付けている、というのもではないでしょうか。
その名前というのも日本の美意識を存分に感じられるもので、例えば「茜(AKANE)」や「唐花(KARAHANA)」、「花麗(HANAURARA)」などといった具合です。ちなみに茜は「輝く未来を祝福するかのように茜色の空に柔らかい光が照る様を」、唐花は「無限の発展性」を、花麗は「美しく咲き誇る花のような女性の輝き」をジュエリーによって表現しているとのこと。NIWAKAはブライダルが製品の核となりますが、こんな美しくも優しい名前が込められたリングは、パートナーとのこれからを寿いでくれているような気持ちになりますよね。
前述の通り、俄は京都にインスパイアされたジュエリーを製造していると自負しています。そのため四季折々や建築や庭園に代表される日本古来の様式美、アートや装飾が美しいデザインと高度な作り込みによって落とし込まれており、手に取るとうっとりしてしまう魅力がそこにはあります。
さらに、俄は日本らしいきめ細かなものづくりの精神が活きていることもポイントです。
俄では「作品としてのクォリティ」を一つのスタイルとして掲げており、ジュエリーとして細部にわたって美しいことはもちろん、着け心地も追及されており、「特別な一張羅」のみならず日常で寄り添ってくれる存在としてのジュエリーが確立されているのです。
こういった美しさや着け心地を実現するためには、高度な設計力やデザイン力、そして高度な仕上げ・装飾が欠かせません。俄では妥協をしないクラフトマンシップをも京都、ひいては日本の伝統として受け継いでおり、そのため大量生産とは無縁ながらも、ハイジュエリーとしての風格が十二分な製品を、世に輩出できている、と言えるでしょう。なお、代表取締役の青木氏は「NIWAKAの根底にあるのは、物作りの職人としてのプライド」と語ります。
当然ながら扱うダイヤモンドも、俄の厳格な選定基準にかなったもののみが採用されています。
もう一つ、俄を世界のNIWAKAたらしめている特徴があります。それは、最高水準のアフターサービスです。
もちろん多くのハイブランドはきめ細かなアフターサービスを用意しています。しかしながら俄はその一歩先、製品を生み出す段階で既に、デイリーユースへのケアを考慮していると言えるのです。
どういうことかと言うと、俄では「三つの安心」をアフターサービスとして掲げているのですが、その中に「不要な修理を重ねる必要がない、高いクォリティのリング」というものがあります。
結婚指輪などを一生モノとして使用している時、どうしてもメンテナンスや修理は欠かせません。しかしながら俄は、「修理」を繰り返すとジュエリーに負担をかけると提言しています。そしてこの負担をなくすため、そもそも変形しづらい素材の開発に成功しました。それが、俄のハードプラチナです。これは、通常のプラチナ950に、残り5%の独自合金を施すことで、通常のプラチナよりも硬度を獲得した素材とのこと。さらにデザイン設計や作り込みでも耐久性の高さを意識することで、末永く美しさを愛せるジュエリーを作り上げているのです。
加えて、クリーニングや宝石のゆるみチェックといった、日常メンテナンスを無償対応してくれるのも、俄の大きな強みです。
このように、製品が素晴らしいことはもちろん、製品が日常でオーナーに寄り添う中でも、美しさを損ねない工夫がそこかしこでなされているのが、俄の製品特徴と言えます。
2.俄(NIWAKA)の価格と買取情報
モデルや使われるダイヤモンドにもよりますが、俄の製品はラグジュアリークラスの価格帯に位置します。
ブライダルの上品で控えめなデザインであっても10万円台~、特別なハイエンドともなると、3,000万円超なんて価格帯の製品も存在します
高額な一方で、資産価値もまた高く、値崩れしづらいという大きな魅力も有しています。
俄のように上質な素材を、巧みな設計と高度な技術力のもとで作り込んだジュエリーは再販時の需要が高く、多くの買取店が欲しがる製品であるためです。
当店グリーバーでも、俄のお買取には力を入れてまいりました。お客様が大切にされてきた俄、丁寧に適正価格のもと査定させて頂きますので、ご売却の際はご相談下さいませ!
3.まとめ
俄のジュエリーについてご紹介いたしました。
1200年の歴史を持つ京都で誕生し、育まれてきた屈指のジュエリー。アフターサービスにも定評があるので、気になる方はぜひ一度憧れの俄を手にしてみて下さいませ。